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神戸ご当地(1338)「ザビエル像」公開@神戸市立博物館

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16世紀半ば、日本にキリスト教を伝えた宣教師の肖像画で、教科書でも有名な「聖フランシスコ・ザビエル像」(重要文化財)の公開が3日から23日(月・祝)まで(最終日を除く月曜休館です)、所蔵する神戸市立博物館(同市中央区)で始まっています。今年は本作品が1920(大正9)年秋、現在の大阪府茨木市の旧家で発見されてからちょうど100年に当たります。

「アジアで布教し、日本だけでなく、世界的にも極めて有名」な<ザビエル>はイエズス会の創設会員。1549年に来日後2年余り、九州、近畿など各地で伝道しました。

肖像画は縦61センチ、横48.7センチ。ザビエルが十字架のキリストを見上げ、胸の前で手を交差させて祈る姿を描く。燃える心臓を手にし、神の愛に圧倒されて叫んだ「主よ、十分です」との言葉がラテン語で記してあります。西洋画の技法を学んだ日本人絵師が手掛け、江戸初期に制作された礼拝用の聖画と推測されています。

当時のキリスト教の聖画は、幕府の禁教によって大半が没収、破壊されましたが、本作品は「隠れキリシタンの里」として知られる茨木・千提寺の集落の民家で奇跡的に守り伝えられました。発見後、昭和前期に、神戸の南蛮美術コレクター<池長孟>が購入し、戦後、神戸市に譲渡しています。
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