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今年の読書(43)『音楽が聴けなくなる日』宮台真司・他(集英社新書)

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今年の読書(43)『音楽が聴け...
社会学者、映画批評家<宮台真司>、兵庫教育大学大学院学校教育研究科准教授<永田夏来>、音楽研究家<かがりはるき>の共著として『音楽が聴けなくなる日」(2020年5月15日)が(集英社新書)として刊行されています。

過去には、同タイトルで2020年6月11日に83歳で亡くなられた<服部 克久>氏も『音楽が聴けなくなる日』ー音楽CDの再販制度維持のための序曲 ー(1996年12月1日・平凡社刊)を著しています。

2019年3月12日夜、コカインを使用したとして麻薬取締法違反容疑で逮捕された<ピエール瀧>(電気グルーヴ)が、起訴や判決を待たず翌日にレコード会社は全ての音源・映像の出荷停止、在庫回収、配信停止を発表するなど、近年ミュージシャンの薬物事件ではこのような対応が即座になされてきています。

同書では、こうした「自粛」社会に対して、著者がそれぞれの立場から問題の背景と構造を明らかにし、現代社会における「音楽」「薬物」「自粛」の在り方について意見を述べています。

巻末には過去の「音楽自粛小史」が収録されています。帯文には<坂本龍一>が推薦文を書いています。
#ブログ #新書 #読書

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