第146回芥川賞受賞を受賞した<田中慎弥>の小 『共喰い』(2012年1月27日・集英社刊)を、『EUREKA』・『東京公園』の<青山真治>監督が映画化した『共喰い』が2013年9月7日より全国で公開されます。
山口県下関市を舞台に、高校生の「遠馬」、暴力的な性癖を持つ父、その愛人「琴子」らが繰り広げるひと夏の出来事を、原作とは異なる映画オリジナルのエンディングとともに描き出しています。
昭和63年、山口県下関市の「川辺」と呼ばれる場所で父親とその愛人と3人で暮らす高校生の「遠馬」は、性行為の際に相手の女性を殴るという粗暴な性癖をもつ父親を忌み嫌っていました。しかし、17歳の誕生日を迎えた日、幼なじみの「千草」と初めて交わった「遠馬」は、自分にも粗野な父親と同じ血が流れていることを自覚させられます。
主人公の「遠馬」を演じるのは、『仮面ライダーW』・『王様とボク』などで注目を集める若手俳優<菅田将暉>、父の「円」役に<光石研>、愛人「琴子」役に<篠原友希子>、「千種」役に<木下美咲>らが演じています。
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