(画像:日本郵船「氷川丸」公式ページ)
「北太平洋の女王」と称された日本郵船「氷川丸」が25日、係留されている山下公園(横浜市中区)前で竣工から90回目の「誕生日」を迎えました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で2月29日(土)から5月7日(木)まで臨時休館が続いていますが、マストに「船名符字」と呼ばれる4枚の国際信号旗や日の丸を掲げて、ひっそりと祝福されています。
日本郵船は動画投稿サイト「ユーチューブ」の公式チャンネルで船内を公開し、自宅から誕生日を祝ってもらうことにしています。
氷川丸は1930年(昭和5年)4月25日に横浜で建造され、横浜とシアトルを結ぶ北米航路に就航した貨客船。太平洋戦争時は病院船、戦後は引き揚げ船となりました。
北米航路に復活し再び貨客船となりましたが1960年に引退し、翌年から山下公園前に係留。博物館船として公開され、横浜港のシンボルとして親しまれ、2016年には国重要文化財に指定されています。
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