『ラスト・ディール』@<クラウス・ハロ>監督
2月
25日
年老いた美術商「オラヴィ」(ヘイッキ・ンプシアイネン)は、家族よりも仕事を優先して生きてきました。そんな彼のもとに、音信不通だった娘から電話がかかってきます。その内容は、問題児の孫息子「オットー」(アモス・プロテルス)を、職業体験のため数日間預かってほしいというお願いでした。
そんな中、「オラヴィ」はオークションハウスで1枚の肖像画に目を奪われます。価値のある作品だと確信する「オラヴィ」でしたが、絵には署名がなく、作者不明のまま数日後のオークションに出品されるといいます。「オットー」とともに作者を探し始めた「オラヴィ」は、その画風から近代ロシア美術の巨匠「イリヤ・レーピン」の作品といえる証拠を掴みます。「幻の名画」を手に入れるべく資金集めに奔走する「オラヴィ」は、その過程で娘親子の思わぬ過去を知ることになります。