『こころに剣士を』@<クラウス・ハロ>監督
12月
17日
エストニアの田舎町ハープサルでは、ソ連の圧政によって多くの子どもたちが親を奪われていました。ソ連の秘密警察から身を隠すため町にやって来た元フェンシング選手の「エンデル」(マルト・アバンディ)は、小学校の教師として子どもたちにフェンシングを教えることになります。
実は子どもが苦手な「エンデル」でしたが、学ぶ喜びに満ちた子どもたちの表情に心を動かされていきます。ある日、レニングラードで開催される全国大会に出たいと子どもたちにせがまれた「エンデル」は、秘密警察に見つかることを恐れながらも子どもたちの夢をかなえるべく出場を決意します。
監督は『ヤコブへの手紙』(2009年)の<クラウス・ハロ>が、フィンランド/ドイツ/エストニアの共同制作として監督を務め、米アカデミー賞の外国語映画賞に向けたフィンランド代表作品に選ばれています。