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- 今年の読書(59)『バビロンの秘文字(下)』堂場瞬一(中公文庫)
ハラハラドキドキの場面展開で読み終えた(545ページ)の 『バビロンの秘文字(上)』 ですが、下巻は穏やかに流れていきます。
恋人「里香」の襲撃事件、同僚「アイラ・リン」の拉致の阻止に失敗した「鷹見」は、一度日本に帰国、粘土板<バビロン文書>の解読にシュメール語の権威である「竹入教授」の協力を仰ぎますが、解読できずに「暗号文」ではないかとの結論を出されてしまいます。
「鷹見」はCIAの「ウォン」の協力により、暗号の天才として承認保護プログラムで別人になっている19歳の「田野倉朱里(一柳美咲)」を紹介され、大使館員の「牧」の協力でベルリンに出向き「ハンセン」の持っている暗号キーとしての粘土板を基に<バビロン文書>の解読に成功します。
ラガーン人によるイラン国内に新バビロン建設を無視する態度を示すアメリカ大統領でしたが、神殿があるとされる遺跡爆破を無人戦闘機にて破壊させるメリ例を察知した「鷹見」は、CIAの「ウォン」に対して攻撃を中止させるためにとり時期を持ちかけ脅します。
預言書の建国の日とされる日付が何事もなく過ぎ去り、「鷹見」は「里香」とベルリンで再会しますが、「里香」は「鷹見」の元から立ち去ってしまいます。ラブサスペンスかなとも思えた上巻唐の流れでしたが、肩透かしを食らった下巻(573ページ)のエンディングでした。
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