地球から約30光年離れた小さな赤色矮星(わいせい)の周りを回る木星に似たガス惑星は、太陽に相当する赤色矮星に対して質量が大き過ぎ、標準的な惑星形成理論では説明できないことが分かっています。 地球に似た太陽系外の惑星を探す国際プロジェクト「CARMENES(カルメネス)」の研究者らがスペインに設置した望遠鏡で発見し、27日付の米科学誌『サイエンス』に発表しています。 この赤色矮星は質量が太陽の1割しかなありませんが、「GJ3512b」と名付けられたガス惑星の質量は少なくとも木星の半分程度あるようです。赤色矮星の周りを回る公転軌道は楕円形で、約7カ月で1周しています。