今年の全仏オープンテニス女子シングルスで、「プロの基準でプレーしていない」として賞金4万6000ユーロ(約563万円)全額を没収された<アンナ・タチシュビリ>(米国)が19日、処分が撤回されたと公表されています。
ジョージア生まれの<タチシュビリ>は、自身のツイッターアカウントに、「グランドスラム委員会は、2019年全仏オープンで私が『最初から最後までプロフェッショナルに』プレーしていたと認め、処分を撤回しました。稼いだ賞金は全額返金されます」と投稿しています。
29歳の<タチシュビリ>は、先月行われた全仏オープンで度重なる故障から復帰していました。プロテクトランキングで出場した同選手は、1回戦で世界ランキング33位の<マリア・サッカリ>(23・ギリシャ)に「0ー6」、「1ー6」で完敗。試合時間はわずか55分間でした。すると大会主催者は、<タチシュビリ>が「プロの基準」でプレーしなかったとして、賞金を没収してしまいました。
しかし<タチシュビリ>は、同じくプロテクトランキングで予選に出場した男子選手が、43分で敗れたにもかかわらず処分を受けなかったと指摘し、自分への扱いが不公平で差別的だとして異議を申し立てていました。
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