大型鳥脚類恐竜の足跡化石@ゴビ砂漠
10月
14日
調査隊によると、この鳥脚類は、二足歩行動物としては、肉食恐竜「ティラノサウルス」(12メートル程度)より大きい。今回、幅の異なる足跡を確認しており、複数の個体がいたとみています。
指は3本で、指先が丸いなどの特徴から主に植物を食べる鳥脚類の恐竜と考えられるとしています。三つ連続して見つかった同一個体のものとみられる足跡の平均値を調べると、長さ83センチ、幅86センチでした。
岡山理科大の<石垣忍>教授(古生物学)は「モンゴルでは恐竜時代の最末期まで大型の恐竜が生き残っており、大型動物の生存を支えられる自然環境があったことの証明になる。環境と生物の進化史を考える上で重要な発見だ」と述べています。