< (画像:シドニーAFP) >
オーストラリア西部ウィートベルトで、世界最高齢として知られる雌の「トタテグモ・ナンバー16」が死んでいます。
同地の研究チームが明らかにしました。生物学誌「Pacific Conservation Biology」に発表された論文によると、年齢は43歳で、死因は老衰ではなくハチに刺されたためといいます。
1974年に「トタテグモ」の研究プロジェクトが立ち上げられ、「ナンバー16」と名付けられたこのクモの観察もこのときから始められました。雌は一生同じ巣に定住する習性があり、野外で生息するクモの様子を研究員が定期的に行き来して観察していました。
トタテグモの寿命は5~20歳とされ、毒などは持っていません。専門誌によると、以前の世界最高齢のクモはメキシコで発見された雌の28歳のタランチュラでした。
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