本<隠蔽捜査>シリーズの主人公<竜崎伸也>は、第1作目の 『隠蔽捜査』 では警察庁長官官房総務課課長。階級は警視長。第2作目の 『果断』 からは警視庁大森警察署署長へ異動後も降級せず警視長。私利私欲とは無縁で、国家公務員としてあるべき姿を、そして、原理原則に忠実な官僚。周囲からは「組織の犬」「変人」と陰口を叩かれているが、逆に「自分の為」というのが無く官僚としても優秀なため、部下からも上司からも信頼は厚い。若い頃は東北地方の所轄署で署長をしていた。
本書は、大きな事件を解決するのではなく、<竜崎>を取り巻く関係者の苦悩を中心にすえた短篇集で、7つの逸話が収められています。
どの短篇も、改めて<竜崎>の計り知れない人間性を感じさせる言動と判断で、事件解決の物語以上に、楽しめる構成でした。
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