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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(101)『邪馬台』北森鴻(新潮文庫)

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今年の読書(101)『邪馬台』...
、<蓮丈那智フィールドファイル>シリーズとして5巻目、前作の 『天鬼越』 と同じく<浅野里沙子>が著者の死後完成させた作品です。

最後に、民俗学に興味を持つたちばとしては、はずせない論争の「邪馬台国」の登場です。多くの学者たちが沿いれぞれの学説をうちたてていますが、いまだ結論はなく、存在そのものも怪しげな分野です。

異端の民俗学者<蓮丈那智>のところに、『阿久仁村遺文』と称する書付が持ち込まれ、持ち前の好奇心で、<蓮丈>たちは、真意をさぐろうとしますが、いきつくところは、「やまたいこく」に向かいます。歴史的に抹殺された一つの村を舞台に、現代史に隠された真相にたどりつきますが、旗師<宇佐見陶子>をはじめ。著者の作品に登場してきた癖のある人物たちが多く顔を出し、、<蓮丈那智フィールドファイル>シリーズ最終巻として、楽しく読み終えれました。
#本 #読書

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