今年の読書(37)『大人の説経』山本一力(文春文庫)
3月
25日
本書は二部に分かれており、第一章は『天理時報』(天理教道友社)、第二章は『時字随想』(読売新聞)と『1194』(三井ビルテクノサービス)に書かれたエッセイ集です。
数多くの転職経験のある著者が、まっとうな大人の振る舞いを説いていますが、どれも心優しい目線を感じる内容です。
特に市井で細々と商売をされている、中華料理屋「来々軒」や市場の肉屋さん、アサリ売りのお婆ちゃん、蕎麦屋の店員さん、熱海の食堂の女将さんなどの逸話は、庶民派のエッセイとして心に残り、ホッコリとした気分にさせてくれます。
投稿日 2016-03-26 09:04
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2016-03-26 09:27
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