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- ファルコン植物記(1464)黄色い花【サンシュユ】(2)
【サンシュユ(山茱萸)】の原産地は中国・朝鮮半島で、和名は漢名の音読みになり、江戸時代に朝鮮より導入されましたが、当初は薬用目的でした。
赤く熟した実から種子を取りだし、乾燥させた果肉は生薬に用いられ、強精剤・解熱剤として『日本薬局方』に収録されています。
ミズキ科ミズキ属の落葉高木として、3月~4月にかけて黄色の小花が集まり傘状に付けることから、樹木全体が黄色くなり<牧野富太郎>はその様から「ハルコガネバナ(春黄金花)」と名付けています。
花径5ミリほどの小さな花で、花弁は4枚、雄しべは4本、葉の芽が出る前に咲き出しますので、あざやかな黄色が目に飛び込んでくる 「マンサク」 と同様に春を代表する樹木です。
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