主人公の<凪海(なみ)>は22歳、<大滝>と<黒川>が主催するデザイン事務所「凹(ぼこ)組」で働いています。
デザインという仕事を楽しみ、前向きで希望と夢を抱えており、彼女の眼を通して仕事と周囲の人間関係が語られていきます。
元々の「凹組」は<大滝>・<黒川>、そして<醐宮純子>が立ち上げた事務所でしたが、<醐宮>は設立早々デザイン賞を受賞してすぐに独立、現在は「QQQ」という会社の社長として君臨しています。
小さなな「凹組」が参加した遊園地『慈極園』のコンペで、<凪海>が提案したキャラクターが当選、3人の小さな事務所の「凹組」では仕事がこなせないというもとで、<醐宮>の事務所に出向という形で<凪海>は出向きます。
<醐宮>との仕事の合間に、10年前の<大滝>・<黒川>・<醐宮>との関係が回想的に語られ、デザイン業界の裏側の世界が楽しめる一冊でした。
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