著者として新潮文庫では、 『ライオンハート』 ・ 『図書室の海』 に次ぐ3冊目の短篇集で、全14話が納められています。 収録作品の数が多いので、ひとつひとつの解説はかけませんが、寓話的な話、ミステリー、ホラー等、多岐にわたるジャンルの色とりどりの掌作品が楽しめました。 「あとがき」として、著者自身が各短篇の説明を書かれていますので、読み手側としての感想と、著者自身の意図とのすり合わせができ、楽しめた一冊でした。