<新・古着屋総兵衛>シリーズとして、4巻目の 『南へ舵を』 に次いで5巻目となります。
歴史の好きな方は「〇に十の字」といえば、島津家の家紋だとすぐに気が付くと思いますが、いよいよ10代目<大黒屋総兵衛>は100年来の薩摩藩との貿易に対する結末をつけるべく、大黒丸とイマサカ号を交趾(ベトナム)に向けて出港させます。
自らは、薩摩藩の密偵<北郷陰吉>を捕え自分の部下として転ばせましたが、疑心暗鬼の手下たちと共に<陰吉>を連れ、公家とのつながりのある<坊城桜子>を同行させて京を目指し東海道に足を向けます。
留守にしている江戸においては、 『日光代参』 にて活躍してくれた「おこも」の<ちゅう吉>が突然姿を消し、薩摩藩の息のかかった与力<土井権之丞>に取り押さえられているのがわかり、大黒屋の番頭たちの采配で無事救い出されます。
いつもながらの息をもつかせぬ展開で物語は進み、今後の先行きが楽しみなシリーズです。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ
投稿日 2014-12-04 07:19
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2014-12-04 07:26
ワオ!と言っているユーザー