『修善寺温泉殺人情景』風見修三(講談社文庫)
5月
20日
主人公は前作と同様、地域の活性化のイベント企画を請け負うプランナー<矢島耕平>で、今回は修善寺温泉として一年を通じて観光客を誘致したいという仕事で出向きます。
出向く電車の中で、5人の人気漫画家集団<CHERRY☆RIZE>と遭遇、サインをねだったところから縁ができるのですが、メインの漫画家「天海理彩>はおらず、姉の<恵美>だけが慰安旅行に来ていました。
「かんぽの宿」に宿泊した翌日、なぜか東京にいるはずの<理彩>が梅林で殺されているのが発見され、前作同様に<矢島>は探偵役として事件の究明に走ります。
旅情ミステリーとして、今回も修善寺まわりの情景やグルメ情報を背景に、姉妹の生い立ちを主軸に物語が展開しています。