今年の読書(108)『ねこ弁』大門剛明(幻冬舎文庫)
9月
9日
今回の『ねこ弁』は、津市を舞台に<藤堂寧々>と<藤堂小雪>の姉妹弁護士の物語です。
へき地での「往診弁護」活動に出向く二人が、その出張先々で起こる事件を、<小雪>の推理で、手際よく解決してゆく短篇が6編納められています。
猫好きの<小雪>ですが、姉の<ねね>の「ね」と<こゆき>の「こ」を合わせて「ねこ」の弁護士の活躍が、コミカルに描かれていて、法廷を舞台とするリーガルモノとは違う活躍が楽しめる一冊でした。