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- ファルコン昆虫記(278)ヨモギの葉先に【ヒメヒラタアブ】
ハナアブ科ヒラタアブ亜科に属する、体長8ミリほどの小さな「ハナアブ」です。
和名に「アブ」と付いていますが、いわゆる「アブ」の仲間ではなく、ハエ目(双翅目)として、「ハエ」の仲間になります。
ハナアブ科は、体長4ミリの小型種から25ミリの大型種までを含み、形態・生態とともに非常に多様な分類群として、日本国内においては、89属400種が確認されており、まだまだ新品種の発見がされている分野です。
ヒラタアブ亜科には、 「フタホシヒラタアブ」 や 「ホソヒラタアブ」 などがいますが、不思議と葉にとまるときには、葉先でしかも外側にお尻を向けて停止しています。
体は黒色で、胸部や腹部に黄色や橙色の斑紋を持つものが多く、蜂に似せた擬態模様をしており、この紋様を外敵に見せつけるために、後ろ向きの姿勢を取るのかなと考えています。
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