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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(103)『相棒に手を出すな』逢坂剛(新潮文庫)

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今年の読書(103)『相棒に手...
犯罪と称する分野にも、色々な分野があります。
この本は少しばかり機転の効く主人公<世間師>(偽名ばかりを使い名前はその都度かわる)と、『Xファイル』に出てくる女性調査官<ジリアン・アンダーソン>に似た、少し太めで美人のジリアンこと<四面堂遥>の二人が織りなす、「コンゲーム」の短篇集です。

「コンゲーム」とは、相手の信用を勝ち得て、それを旨い事利用しながら、相手から金品などを奪い取る犯罪で、地道に仕組まれた詐欺とも言えます。
読み手側も、登場人物が詐欺師だと分かっていながら、結末を予測することはできなく、著者の筋書きの巧さに舌を巻きました。

『相棒に気をつけろ』に続く続編ですが、今回は骨董屋の未亡人として<二本柳ツル>が新しく登場、渋い役どころで楽しませてくれます。

機知とウエットに富んだ登場人物の活躍、笑わせてくれる一冊です。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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birdy
birdyさんからコメント
投稿日 2012-09-04 21:56

おもしろそう!

TVドラマになるかも。

ワオ!と言っているユーザー

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2012-09-05 07:03

頭を使う詐欺の話しですが、どれも短編ですので、笑えて終わります。
少しドジな主人公ですが、それがまた人情的な部分もあり、ほろっと笑わせてくれました。
続編が出ましたら、また読んでみたいシリーズです。

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