雨と曇りの続く北西部ですが、
一日のうち数時間、
こうして晴れ間が広がることもあります。
シアトルの湾岸線、99を南方向に進んでいます。
重たい曇り空の続くノースウエストです。
この数日間は、冷たい雨も一時降りました。
昨日、両親のいる横浜からの便りによると
梅の開花が始まったようです。
そう言えばここでも午後、
小鳥のさえずりを始めて耳にしました。
春もすぐそこまで足音を立てて近づいているようです。
先週のRJCの全体集会が
U Stream ビデオにまとめられています。
普通のビジネスセミナーなら、
数千ドルはする質の濃い内容となっています。
http://www.ustream.tv/channel/rjc-12th-international-conference-2013
近くの州立公園へハイキング
ホテルに帰るとパズルに命を燃やす二人
朝食後、オレゴン・トレイルをハイキングすることにして出立。
予報通り、時間が経つにつれて天気は崩れてきました。
それでホテルに帰ることに。
それから私は一人でビーチに出かけました。
強い風にビーチの砂が一方向に50センチほど上空に舞い上がっては
小さな嵐となって移動しています。
と言うより、走っている私に向かって襲い掛かります。
雨も降り、空は厚い濃霧に覆われています。
白波は幾重にもなって数メートルの高さで押し寄せてきています。
昨日の様相と一転して、渚は牙を向いているようです。
ひざ小僧や頬が、寒風で真っ赤となりました。
自然の前に人は小さなものです。
アルトリアにあるこの橋を越えるとワシントン州です。
これから先はアストリアから離れる、ハイウエイ101の橋。
コロンビア川の支流となります。
アストリアは、日本人に所縁の深い地でもあります。
音吉ら3名の漁民・漂流民が
ワシントン州・フラッタリー岬付近に漂着し、
その場所に昨夏家族旅行したことはここでも紹介しました。
そのとき、地元にいたマカー族からは
奴隷としてひどい扱いを受けていました。
1年間ほど、希望なく彼らから使役されていたのですが、
それを伝え聞いたハドソン湾会社のものが
彼らを買い取って救出するのです。
その会社がこのアストリアを基地に
水産業、貿易行に従事していました。
3人の日本人たちはここアストリアにつれて来られて、
英語や聖書教育を受けたのです。
その後、ハワイ経由でロンドンへ向かっています。
そんなアストリアから南へ20分ほど走ると、
Seaside の町に到着。
ホテルにチュックインした後、
「さあ、近くにあるビーチを探検しよう」 と私。
「や~だ~! プール、プール!!」 と二人の子供。
もちろんどちらが勝ったかと言えば、、、
子供たちです。
数時間お付き合いすることに。。。
寿司の握りを実演。
この後、100名ほどの参加者に
オリジナルMIKUNI ROLL
を振舞ってくださいました。
通訳者を介して、「MUKUNIの奇跡」。
九州・天草での生い立ちから渡米、幾多の試練を乗り越えて
アメリカンドリームを達成、その後の失敗、
そして今後の夢まで語ってくださいました。
荒井太郎氏による講演備忘録
MIKUNIレストラン社長
http://www.mikunisushi.com/en/
かつて28の鍵を持っていた。
8店舗のレストランを始め、事務所や倉庫関係など、、、
これらすべてをマネージャーに渡すことにした。
経営者としての仕事に集中するため。
現在では自家用車の鍵だけを携帯。
ブランディングをどうしたらよいか?
鯛の寿司では、鯛そのものを出している。
他の店では鯛に見せかけた安物の白魚をひっくり返して出すところが多い。
マーケティングはどうするか?
Judgement day として
弟との競演。
二人で寿司を握り、
製作者を知らせないまま、
どちらの握りが優れているかを
お客に判断してもらうもの。
サクラメントには300を超える日本食レストランがあるが、
16年間連続でサクラメントマガジンによる読者選考の
ベスト日本食レストランに選ばれてきた。
多くの従業員を束ねるマネイジメントとは?
200ページのシェフ用マニュアル本を作成した。
仕事の手順がすべて明らかにされていて
達成したスキルに応じて昇給できる仕組みを構築。
それまでは
「どうして俺の給料があの人よりも少ないのか」
等の苦情を明け方まで受けたことがある。
そのマニュアル本完成以来、苦情はなくなった。
昇給のためには、スキルテストと書面テストとがある。
Faith book
従業員に、家族にコミュニケーションの道具として
ほぼ毎日利用している。
その日教えられた聖句を書くので
そう呼んでいる。
先週、1号店が火災に遭い
すべてを失った。
天井や壁、カウンターや配管のすべてを取り換えなくてはならなくなった。
それでもこれを信じている。
God has a reason
Everything is under God' care.
毎日朝起きるのが楽しい。
課題や挑戦は多いけれど、
楽しいことを仕事にできるのは
生きがいがある。
My life is the "Dream Roll".
総責任を担われている、Don Wright
和歌山県・三段壁の自殺防止ネットワーク代表・牧師でもある
藤藪 庸一(ふじやぶ よういち)先生
主講師の藤藪 庸一(ふじやぶ よういち)先生による講演。
http://with-you-wakayama.jp/hp/message/message_3.php
私は、23歳で牧師となりました。
4月から今の教会に赴任すると、
早速4月5日に三段壁から電話がありました。
急行すると50歳少し前の方がいて、
私の足のつま先から頭の天辺まで眺めて言うのです。
「お前に何がわかるんだ……」
「……………」
「俺はやはり死ぬことにするよ」
先生は彼の前に座って、
行く道を防いだのだそうです。
二人で面と向き合って対座し、
彼の話を聞き続けました。
先生が帰ってしまえば
彼は三段壁から飛び込んでしまうかもしれない。
そこで、
1時間、2時間、3時間、、
…
ついに翌朝を迎えました。
…
観光客がやってくる時間になりました。
50歳ほどの男と、26歳の若者が対座している。
これは滑稽な場面に違いない。
先生はそれを利用することにしました。
「ココでは恥ずかしいから僕の家に行こう。
「…いっていいのか?」
「いいんです」
「本当にいっていいのか」
「いいのです」
これを3回繰り返しました。
自宅で朝食を済ませたあと身の上を聞くと、
彼が3回も「行っていいのか」と繰り返し聞いた理由が分かりました。
彼には帰る家がない…
どこにも行くところがない…
牧師がすでに「来ていい」と言ったんだ。
どうする?
「あんたどうするつもりねん?」
妻の目は無言で先生にそう言っていたそうです。
奥様は先生より信仰深く、
「家に留めるしかないんでしょ」
と結論を先に言ってくれたのだそうです。
それから2歳の赤子のいる3人家族の牧師家庭に
その方が共同生活をするようになりました。
以来十数年間、
自殺未遂の方が牧師家庭からいなくなる日はありませんでした。
近所にアパートを借りながら最も多いときで26人、
現在では5名の方との共同生活が続いているのだそうです。
年間に百名ほどの自殺未遂者をレスキューするのだそうですが、
「@@名を救出しました」
「@@名と共同生活をしています」
というのは結果でしかない。
結果を生み出すのは、当人にどこまで付き合うかにかかっている。
どこまで自分の時間を犠牲にできるか。
どこまで自分の家庭を犠牲にできるか。
その一瞬の選択の積み重ねに結果がある。
一瞬がすべてを決する。
すべては一瞬にある。
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