誕生日の日、登校直前のとき。
本日は長女の12歳の誕生日です。
12年前、まだアパートに住んでいた時、
家内から突然の破水の告知。
3日の夕刻でした。
二人でベルビューのOverlake病院に急行しました。
途中、ケンタッキーフライドチキンで食料を買い込み。
ドクターより長期戦に備えて食料準備を勧められたからです。
付き添いの私のために言ったのだと勘違いをしていた私。
実際は家内の体力維持のためのアドバイスでした。
自分では欲しくもないフライドチキンにどうして寄り道をするのか、
彼女は分からなかったらしい(^ ^)
病室では
陣痛に10時間以上も耐えながらも、
長女は産道に姿を現しません。
家内の血圧は下がり、
長女の心拍数は上昇。
危険値まで達した明け方、
ドクターは帝王切開を決断。
手術室に移送されお腹をメスで切られている家内のすぐ横で
その一部始終を目撃。
写真撮影も許されたのでパチパチ。
切開された腹の中に片手を突っ込んだドクターは、
胎児の頭部を探し当てると
鷲掴みにして引き上げました。
白い蝋のようなものに覆われた長女。
口から異物が拭き取られると
「ウンギャ〜」
火がついたように泣き出しました。
「明美ちゃん、ダディだよ」
そう隣で呼びかけると、
泣き止んで私の方に顔を向けるではありませんか*\(^o^)/*
その日まで毎日のように日本語で話しかけていたのが功を奏した瞬間でした。
長女を抱いたとき、世界が変わって見えました。
この先何があってもこの子を守り抜く。
この子を育てて、やがて神様にお返しする。
神様が私たち夫婦に授けて下さった宝物。
私たちのものでなく、神様のもの。
私たちは一時的にお預かりしたに過ぎない。
こんな者達に信頼して授けて下さり、
主よ、ありがとうございます!
新しい世界が広がった瞬間でした。
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