野暮用の出先で、この18日に開店したばかりのお店を見つけました。古い木造家屋の1階を改造しての、食堂です。店内は、お祝いの蘭がいっぱいで、雰囲気のいい中で食事ができました。本日の選んだメニューは、「チーズと大葉のはさみ揚げトンカツ定食」で、600円です。小鉢も2つあり、良かったですね。ご飯もお代わりでき、しっかりと頂いてきました。何よりもよかったのは、女将さんの、「また来てくださいね」という、明るく元気な声でした。
主人公は41歳になった、ルポライター<前畑滋子>です。
宮部ファンなら、2001年に刊行された『模倣犯』を思い出すことだとおもいますが、かの連続誘拐事件から9年が経ち、彼女は事件の本を書くこともなく印刷会社<ノアエディション>に勤めています。
そんな折、職場に12歳の息子<等>を交通事故で亡くした53歳の母親<萩谷敏子>が訪れ、「息子には超能力があるのでは」と事件を思わせるスケッチ画を持参してきます。
スケッチには、<等>が死亡したあとに火事で焼失した家屋跡から、16年前に失踪したと思われていた15歳の<土井崎茜>の死体が発見され、彼の絵には少女らしき横たわった姿と、風見鶏ならぬ「風見蝙蝠」が描かれており、実際に燃えた家の屋根に取り付けられていました。
興味を抱いた<前畑>は火事の現場に出向き調査を開始、<等>の周辺環境を調べていくうちに、彼の「サイコメトラー」としての能力を確信するに至ります。
<前畑>が経験したおぞましい連続誘拐殺人事件の殺人現場である山荘のスケッチもあり、(下)巻への終結に向けて今後の展開を楽しみに(上)巻を読み終えました。
昼ご飯の時間帯を外しましたので、簡単にすませようと、大手の牛丼チェーン店に久々に入りました。
カウンターに置かれた配膳を見て、考え込んでしまいました。
どうして味噌汁のお椀を、右側に置かないのだろうかと…。
お店のマニュアルとして、あまりにも基本的な事すぎて指導がないのかなぁ…。
お店としては、注文通りであれば、別段気にしていないのかなぁ…。
んん〜、取りあえず左右並べ替えて食べていたファルコンであります。
本日、お昼ご飯は【幸家】さんで、カレーうどんを頂き、ひと仕事済ませました。
息抜きに、珈琲を飲もうと、これまた30年来の喫茶店に顔出ししましたら、なんと閉店していました。
1か月ほど前に、ママさんと話し込んでいたのに、閉店のことは教えてもらえませんでした。
勤めていた頃、所長とよくここでミーティングをしたものです。
朝は、モーニングに通いました。薄暗い店内が、なぜか落ち着くお店でした。
残念な事ですが、今の時代、喫茶店の経営も厳しいことだと思います。
ママさん、今後どうされるのか分かりませんが、お世話になりました。
お元気で、お過ごしください。
お昼は外食が多いので、何を食べようかと悩んでしまいます。
今日は、神戸地方裁判所に出かけていますので、すんなりと【幸家】さんに決定しました。
このお店は、就職した事務所から、徒歩4分でした。
独立して構えた事務所から、徒歩6分でした。
裁判所からは、徒歩1分です。
もう30年を超えて顔出ししておりますが、当時お店の中を走り回っていた男の子が、今は2代目として頑張っておられます。
お昼ご飯に寄り、残業のときには出前を頼んでいた修行時代を、懐かしく思い出させてくれるお店でもあります。
2004年12月、単行本 『夏の椿』 (文庫本は2008年1月刊行)でデビューした著者ですが、2009年8月26日に胃がんのために61歳で亡くなっています。
本書は、日本海に面した大船川の河口にある「水潟」を舞台として、北前船や弁財船が立ち寄る湊町の市井に生きる商人や武士を主人公とした、6篇の短篇が納められています。
天保年間の江戸時代を背景に、12歳で「水潟」に売られてきた遊女<志津>ですが、身請けされても一人の水夫を待ち続ける一途な女心が切ない『海上神火』、飢饉で奥州から逃れてきた<辰吉>と30年ぶりに分かれた兄と再会して母を偲ぶ『海羽山』、兄の敵討ちのために30年間相手を探し、絵師として路銀を稼ぎながら故郷「水潟」に戻ってきた『歳月の舟』、船による米の中継地として米相場の修羅場に生きる男たちを描いた『合百の藤次』など、どれも心打つ感動作品ばかりです。
今後著者の感性にひたれる作品が読めないとは、残念でなりません。
携帯電話の普及で、町中から電話ボックスが消えてゆく運命のようです。
旧オリエンタルホテルの跡地に建設されたホテルと商業施設の複合ビル「神戸居留地25番館」のテナント部分が、この27日に先行オープンいたします。
どんな雰囲気なのか見に行きましたら、向かい側の歩道に、白い灯台風の電話ボックスを見つけました。
普段あまり利用しない道ですので、いつ頃出来たのか、分かりません。
折角の機会ですのでもう1台と思い、同じ居留地にあります三井住友銀行本店前のガラス張りの電話ボックスを、合わせて紹介しておきます。
レトロ感とモダンさ、どちらも神戸ならではのデザインだと思いませんか。
以前新聞の記事で、<ミノムシ(蓑虫)>が絶滅の危機にあると知りました。
外来種の「オオミノガヤドリバエ」による寄生の為、オオミノガの生息個体が激減しているようです。県により、絶滅危惧2類に指定している所もあるようで、切実な問題です。
偶然、目線の高さに<ミノムシ>を見つけました。位置が違えば、気が付いたかどうか分からないぐらい、木の枝と同化していますね。
新聞記事を読み、そういえば見かけなくなったと気にしていたので、嬉しい発見でした。
子供の頃、<ミノムシ>の袋をはがし、細かくきざんだ色紙の中に入れ、色紙でみのを再度作るのを眺めていたのを、懐かしく思い出します。
今は、数を集められそうにもないので、幼稚園や学校では、もはや無理な実験のようですね。
ホテルニューオオタニも閉鎖され、寂しさが漂うハーバーランドの入口にありますのが、【ファミリオ食堂】です。ランチの時間帯しか営業していません。20種類のおかずから、好きな分量のおかずが6品選べます。ワンドリンク付いて、ご飯と味噌汁は食べ放題。これで、ワンコインの500円です。おかずが冷たいのが少し気になりますが、値段が十分にカバーしてくれていますね。
大手工務店を退職、嘱託も、もう辞めようかというHさんと呑んでおりました。
Hさん:「ファルコンさん、この3月でもう辞めようと思うねん」
私 :「で、そのあとはどうするんですか?」
Hさん:「現場現場で移動する、食堂でもやろうかなと考えているねん」
私 :「餃子屋のお店やるねん言うてましたのに。夢、かわりましたね」
Hさん:「まぁね。職人さん達に、あったかいもんを食わせてやりたくてなぁ・・・」
建設現場は、多くの職人さんから成り立っています。
奥さんにお弁当を作ってもらえる人は、保温ジャーに魔法瓶と暖かい食事ができますが、多くの職人さんはコンビニ弁当にカップヌードルが主流です。
大きな現場だと、詰め所に昼の弁当希望者は一覧表に「丸」を付けていますと、仕出し弁当が届けられます。
が、10時半とか11時には届きますので、お昼時には冷たいご飯になっています。
町中では、うどん屋さんなどがありますが、汚れた作業着のままでは入りづらく、敬遠してしまいます。
『あったかいもんを食わせてやりたいねん』
建設現場で職人さんと共に苦労してきた人でないと分かり得ない、やさしさがこもった言葉です。
彼の人柄そのものだと思いながら、盃を傾けておりました。
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