日経平均株価(2月21日)@終値3万8262円16銭
2月
21日
21日午前の東京株式市場で日経平均株価は続落し、午前終値は前日比174円76銭(0.46%)安の3万8188円85銭で前場を終えています。20日の米株式市場では利益確定売りが優勢となり、主要株価指数が下落した流れを受けて東京市場でも売りが優勢でした。
アドテストが(3%)下げて日経平均を押し下げました。このところ1銘柄で日本株の方向性を左右する場面も多い画像処理半導体(GPU)大手の米エヌビディアが、現地時間21日に決算発表を控えて前日には(4%)下げ、国内の半導体関連銘柄にも売りが波及しています。
エヌビディアは人工知能(AI)向けGPU需要の拡大期待を背景に株価は年初から前週末までに5割近く上昇してきました。決算発表後に株価が調整する可能性を指摘する向きもあるなか、東京市場でも警戒ムードが広がりやすくなっています。東エレク、レーザーテクにも売りが波及しています。
足元までの相場上昇をけん引してきた海外投機筋のリスク選好意欲は崩れておらず、株価指数先物に買いが入ると日経平均も持ち直しています。半導体関連に売りが出る半面、業種別では海運や商社といった割安株とされる銘柄が買われるなど循環物色も出ています。
終値は3営業日続落し、前日比101円45銭(0.26%)安の3万8262円16銭で取引を終えています。