ファルコン植物記(2164)冠毛の種子(3)【ツワブキ】(6)
2月
21日
吐き出し窓の際に咲いていました【ツワブキ(石蕗)】ですが、きれいな〈冠毛〉の種子ができていました。
キク科ツワブキ属に属する常緑多年草で、秋から初冬に黄色い花を咲かせます。葉の間を抜けて花茎を伸ばして高さ30~70 センチ程度になり、花茎の先端が枝分かれした〈散房花序〉をつけ、直径5センチ前後のキクに似た黄色い〈頭状花〉を、ややまばらに数個まとめて咲かせます。
花のつくりは、外周に〈舌状花〉が並び、中心には密に〈管状花〉が集まっていて、どちらの花も結実します。果実には褐色の 〈萼〉が変形した〈冠毛〉があり、「タンポポ」(キク科タンポポ属)の種子のように風を受けて散布され、子孫を残していきます。