『ゆきてかへらぬ』@<根岸吉太郎>監督
6月
26日
<広瀬すず>が主演「泰子」を演じる映画『ゆきてかへらぬ』が、2025年2月に公開されます。『遠雷』・『探偵物語』で知られる<根岸吉太郎>が監督を務めていますが、2009年の『ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~』以来、約16年ぶりとなる長編映画の新作になります。
本作『ゆきてかへらぬ』は、実在した女優<長谷川泰子>、詩人<中原中也>、評論家<小林秀雄>の出口のない三角関係を描いた物語です。傷だらけになりながらも進み、後戻りすることのない3人の壮絶な青春を描いています。タイトルは病床の「中原」が「小林」に託し、その没後に刊行された詩集『在りし日の歌』(1938年(昭和12年)4月)に所収されている1編の詩から取られています。
脚本は数々の日活ロマンポルノ作品や<鈴木清順>の浪漫三部作、<相米慎二>の監督作を手がけた<田中陽造>が40年以上前に書いたものですが、多くの監督が映画化を熱望しながら、長い間実現することがなかった幻の脚本として知られています。
<中原中也>と<小林秀雄>のキャストは、まだ発表されていません。