機長役を演じる<ジェラルド・バトラー>主演の映画『原題:PLANE』が、邦題『ロスト・フライト』として、2023年11月23日より公開されます。極限状況からの脱出劇というシンプルなプロットに、航空パニックのスリルと、脱出サバイバルの緊迫感を詰め込んでいます。
悪天候の中、落雷でコントロールを失った旅客機ブレイザー119便は、奇跡的にフィリピンのホロ島に不時着しました。一命をとりとめた「トランス機長」を含む乗客17名でしたが、そこは凶暴な反政府ゲリラが支配する世界最悪の無法地帯でした。刻々とゲリラが迫る中、「トランス機長」は、生き残りを懸けて、乗客の一人だった移送中の犯罪者、「ガスパール」と手を組む事を決意します。
機長としての責任を全うしようと奮闘する「トランス」役は、『エンド・オブ・ホワイトハウス』・『ハンターキラー 潜航せよ』の<ジェラルド・バトラー>。地球滅亡の危機に直面するごく普通の父親を演じた『グリーンランド―地球最後の2日間―』(2020年・監督:リック・ローマン・ウォー)同様に、プロデューサーとしても参加した本作でも、特別な戦闘能力を持たないヒーローを熱演しています。
「トランス」と手を組むことになる謎の多い犯罪者「ガスパール」役で、<マイク・コルター>が共演。監督は『アサルト13 要塞警察』(2005年)・『ブラッド・ファーザー』の<ジャン・フランソワ・リシェ>が務めています。
ドラマ『働かざる者たち』(2020年・テレビ東京)・『面白南極料理人』(2019年・テレビ大阪)の<有働佳史>が初めて長編映画の監督を務めた『女優は泣かない』が、2023年12月1日より全国で順次公開されます。
熊本県荒尾を舞台にした本作の主人公は、スキャンダルで女優の仕事を失った「梨枝」です。彼女はドラマ部志望の若手ディレクター「咲」とともに、〈女優が生まれ故郷の熊本で素顔を見せる〉密着ドキュメンタリーの撮影に渋々挑みます。
劇中では、衝突しながらも女優復帰と希望部署への異動をかけて再起を図ろうとする2人が、やがて自分の居場所やルーツを再発見するまでが描かれます。
<蓮佛美沙子>が「梨枝」役で主演を務め、<伊藤万理華>が「咲」、<上川周作>が梨枝の同級生でタクシー運転手の「拓郎」を演じています。
アルジェリアで米映画『バービー』の上映が中止されています。アルジェリア文化省は中止について語っていませんが、同国のニュースサイトは情報筋の話として「道徳に反する」ことが理由だと伝えています。
日本では8月11日に封切られています『バービー』は、世界興収が12億ドル(約1750億円)を超え、アルジェリアでも7月19日から上映されていました。
ただ、配給会社は上映スケジュールから外したことを発表。理由の説明はありませんが、別のニュースサイトは「『バービー』は大人の観客向けの描写や同性愛への言及で議論に巻き込まれた」としています。
『バービー』をめぐっては、ベトナムが、「九段線」を示した地図が登場するとして同作の上映を禁止したと報じられていました。
本日<13:00>より「NHK-BSプレミアム」にて、2020年アメリカ製作の『原題:The Godfather, Coda: The Death of Michael Corleone』が、邦題『ゴッドファーザー<最終章>マイケル・コルリオーネの最後』として、1991年3月9日より公開されました作品の放送があります。
本作品は、「ゴッドファーザー」3部作の完結編『ゴッドファーザーPARTⅢ』の全米公開30周年を記念して製作された。<フランシス・フォード・コッポラ>監督自身の手により再編集を施された新バージョンになり、タイトルが『ゴッドファーザーPARTⅢ』から改められています。
1979年、老境に入った「マイケル」は、自分の犯してきた罪に苦悩していました。そんな彼は、資産を合法化するためバチカン銀行と大司教に接近し、寄付の見返りに叙勲を受け、その祝いの席で家族と再会。そこには、いまは亡き長兄「ソニー」の息子「ビンセント」の姿もありました。かつての「コルレオーネ」家の縄張りは「ジョーイ・ザザ」によって牛耳られており、「ビンセント」も「ザザ」の配下にいました。そんな「ビンセント」を呼び戻し、後継者として合法的なビジネスをさせようとする「マイケル」でしたが、そのことから「ザザ」と「ビンセント」の間に争いが起こります。
「マイケル・“マイク”・コルレオーネ」に< アル・パチーノ>、「ヴィンセント・マンシーニ」に<アンディ・ガルシア>、「コンスタンツァ・“コニー”・コルレオーネ・リッツィ」に<タリア・シャイア>、「ケイ・アダムス・マイケルソン」に<ダイアン・キートン>、「メアリー・コルレオーネ」に<ソフィア・コッポラ>、「アンソニー・ヴィトー・コルレオーネ」に< フランク・ダンブロシオ>、「アルベルト・“アル”・ネリ」に<リチャード・ブライト>、「ドン・アルトベッロ」に<イーライ・ウォラック>ほかが出演、監督は<フランシス・フォード・コッポラ>が務めています。
天才的な才能を持った女性指揮者の苦悩を描いた『TAR ター』の<ケイト・ブランシェット>主演作『Where'd You Go, Bernadette』が、邦題『バーナデット ママは行方不明』として、2023年9月22日より全国で公開されます。
映画『6才のボクが、大人になるまで。』などで知られる<リチャード・リンクレイター>が、アメリカの作家<マリア・センプル>による同名小説を映画化し、極度の人間嫌いで毎日のようにトラブルを起こす主婦「バーナデット」が、ある事件をきっかけにアメリカ・シアトルを出て南極へと旅立ちます。
<ケイト・ブランシェット>が「バーナデット」を演じたほか、<ビリー・クラダップ>、<エマ・ネルソン>、<クリステン・ウィグ>が出演しています。
南極のシーンは、「海と氷は本物であるべき」という<ケイト・ブランシェット>の希望でグリーンランドにてロケを行っています。主題歌には<シンディ・ローパー>の楽曲『タイム・アフター・タイム』が使用されています。
<前田航基>が主演を務めた映画『フィリピンパブ嬢の社会学』が、2023年11月10日に愛知・ミッドランドスクエア シネマ、ミッドランドシネマ 名古屋空港で先行公開されますが、予告編が公開されています。撮影は愛知県春日井市とフィリピンで行われました。
<中島弘象>が実体験をつづった同名書籍『フィリピンパブ嬢の社会学』(2017年2月・新潮新書)を『あしやのきゅうしょく』の<白羽弥仁>が映画化、フィリピンパブの裏側で行われている偽装結婚を背景に、多文化共生の在り方を描いたラブストーリーです。
公開された映像には、「翔太」がフィリピンパブ嬢を対象とする修士論文のレジュメを教授に提出する様子や、「ミカはだまされてるんだって」と言う「翔太」に「だまされてない!」と言い返す「ミカ」の姿が切り取られています。
主人公の大学院生「中島翔太」を<前田航基>、ヒロインのフィリピンパブ嬢「ミカ」を<一宮レイゼル>が演じたほか、ミカの親友「アキ」に<ステファニー・アリアン>、パブを経営するヤクザに<津田寛治>、パブのマネージャーに<飯島珠奈>、「ミカ」の偽装結婚の相手に<仁科貴>、フィリピンパブのママに<浦浜アリサ>、パブに興味がある大学教授に<田中美里>、パブ狂いの常連客に<近藤芳正>、パブを知り尽くした警察官に<勝野洋>らがキャストに名を連ねています。
<内田佑季>の監督デビュー作『かかってこいよ世界』が、2023年8月25日より公開されます。
本作の主人公は、東京でミニシアター・白鯨坐を営む祖父と暮らす「浜田真紀」。脚本家を目指し努力をしている「真紀」ですが、なかなかうまくいきません。そんなある日、彼女は映画配給会社に勤める「新井国秀」と出会い、恋に落ちます。
ある夜、「国秀」から自身が在日韓国人3世であることを打ち明けられ、動揺する「真紀」でした。その瞬間から、2人の関係は少しずつ変わっていくことになります。そして、自身の不用意な一言で傷付いた「国秀」が去っていくのを見た「真紀」は、初めて自分の差別心に気が付き狼狽します。
主演の<佐藤玲>が「浜田真紀」を演じ、「新井国秀」に<飛葉大樹>が扮しています。また<武藤令子>、<幕雄仁>、<鈴木秀人>、<三原羽衣>、<小沢和義>、<浅見小四郎>、<菅田俊>が共演しています。<畠中沙紀>が脚本を手がけ、<内田佑季>が監督を務めています。
今夜<19:50>より「BS12トゥエルビ」にて、1959公開されました『薄楼記』の放送があります。
<五味康祐>による連載小説(『産経新聞』夕刊に1958年7月から1959年4月にかけて連載)の最初の映像化作品ですが、映画の脚本を担当した<伊藤大輔>の脚色により、原作とはかなりの違いがあります。1991年、2012年にはテレビドラマ化されています。
「丹下典膳」は留守中最愛の妻が、知心派の5人組に犯されたことを知り苦難の末、5人を捜し出し復讐を果たしますが、自らも傷つき妻とともに果てます。この「典膳」と、「中山安兵衛」との友情を絡ませ、二人の剣士の明暗を赤穂浪士の討ち入りを背景に映し出した内容になっています。<森一生>の重厚な演出と<本多省三>の華麗なカメラワークが、非業の最期を遂げた剣豪「丹下典膳」の半生を浮き彫りにします。特に終盤、片手片足に深傷を負い戸板に寝かされながらも、多数の敵と必死に闘う「丹下典膳」のデカダンスな美しさは圧巻です。
「(丹下典膳」に<市川雷蔵>、「中山安兵衛」に<勝新太郎>、「千春」に<真城千都世>、「浪乃」に<三田登喜子>、「三重」に<大和七海路>、「長尾竜之進」に<北原義郎>ほかが出演、監督は<森一生>が務めています。
本日深夜<1:35>より「テレビ大阪」にて、2020年アメリカ製作の『原題:Bloodshot』が、邦題『ブラッドショット』として、2020年5月29日より公開されました作品の放送があります。
アメリカ海兵隊員の「レイ・ギャリソン」は何者かに襲撃され、妻「ジーナ」と共に拉致される。首謀者の「マーティン・アックス」は「ジーナ」を殺害したあと、「レイ」を射殺します。
「レイ」は、とある組織のナノテクノロジーによって蘇生します。彼は記憶を失っていますが、体中の血液が生物工学ロボット〈ナナイト〉に置き換わり、圧倒的なパワーと回復能力を持った超人として生まれ変わります。「レイ」は自身と同じ境遇である「KT」(エイザ・ゴンサレス)と親しくなりますが、とあることをきっかけに、過去の記憶を取り戻します。愛する妻が目の前で殺されたことや、復讐すべき男の名を思い出した「レイ」は、「マーティン」を見つけ出し復讐を果たしますが、実はこれまでに何度も同じパターンで標的を消して来たことが分かります。
「レイ・ギャリソン」に<ヴィン・ディーゼル>、「ジーナ」に<タルラ・ライリー>、「マーティン・アックス」に<トビー・ケベル>、「KT」に<エイザ・ゴンサレス>ほかが出演、監督は<デビッド・S・F・ウィルソン>が務め、映画監督デビュー作品です。
本日<13:00>より「NHK-BSプレミアム」にて、1974年アメリカ製作の『原題:The Godfather: Part Ⅱ』が、邦題『ゴッドファーザーPARTⅡ』として1975年4月26日より公開されました作品の放送があります。
<フランシス・フォード・コッポラ>監督の代表作『ゴッドファーザー』(1972年)に続く第2作目となります。前作で「ヴィトー・コルレオーネ」ファミリーの首領となった「マイケル」の苦悩の日々と、彼の父「ヴィトー」の若き日を交錯させながら描いています。
1958年。亡き父「ヴィトー」の後を継いでファミリーのボスの座に就いた「マイケル」は、収入源であるラスベガスに近いネバダ州タホー湖畔に根拠地を移します。そんな彼は、ことあるごとに偉大な父を思い出していました。
1901年、シチリア島。9歳の「ヴィトー」はマフィアに両親と兄を殺されて天涯孤独となり、単身ニューヨークへと渡ります。リトルイタリーで成長した彼は、街を牛耳るギャングを暗殺したことをきっかけに移民たちの信頼を集め、頭角を現していきます。
「ドン・マイケル・コルレオーネ」に<アル・パチーノ>、「トム・ヘイゲン」に<ロバート・デュヴァル>、「ケイ・アダムス・コルレオーネ」に<ダイアン・キートン>、「ヴィトー・コルレオーネ(若年期)」に<ロバート・デ・ニーロ>、「フレド・コルレオーネ」に<ジョン・カザール>、「コニー・コルレオーネ」に<タリア・シャイア>ほかが出演、監督は<フランシス・フォード・コッポラ>が務めています。
1974年・第47回アカデミー賞では作品賞を含む9部門(そのうち助演男優賞部門では3人が候補になった)でノミネートされ、そのうち作品賞・監督賞・助演男優賞(ロバート・デ・ニーロ)・脚色賞・作曲賞・美術賞を受賞しています。アカデミー作品賞を受賞した映画の続編が再び作品賞を受賞したのは、現在に至るまでアカデミー賞史上唯一の快挙を成し遂げた作品です。
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