< (仮称)神戸・名谷大規模マンションプロジェクト >
不動産経済研究所(東京)が18日発表した兵庫県内の2019年上半期(1~6月)のマンション発売戸数は、前年同期比36・8%減の1389戸だった。上半期としては過去10年で2番目に少ない発売戸数です。
このうち神戸市を除く県内は、近畿2府4県の9エリアで唯一、前年同期を上回る693戸(10%増)でした。神戸市は696戸(55・6%減)で、投資物件が大幅に減少したことが要因です。
発売期間内に売れた割合を示す契約率は、神戸市が1・4ポイント増の74%。同市を除く県内は、阪急沿線の人気エリアで駅に近い物件が相次いだことから、5・2ポイント増の73・3%でした。いずれも好調の目安となる70%を上回っています。
6月単月の発売戸数は前年同月比76・2%減の83戸。契約率は、神戸市が19・2ポイント減の51・9%、同市を除く県内は3・3ポイント減の60・7%でした。
不動産経済研究所大阪事務所は「下半期に神戸市須磨区や芦屋市などで大型物件の発売が控えており、注目が高まるだろう」とみています。
住友不動産は、インド・マハラシュトラ州ムンバイの新都心BKC(Bandra-Kurla Complex)地区オフィスビル用地を取得したと発表しています。インド高速鉄道駅予定地を中心とした新都心内で、エリア最大のオフィスビル建設を計画しています。
約358億円で取得した用地は1万2486平方メートルで、土地の取得と建設費を合わせた総事業費は700億円程度を見込み、延床面積約10万平方メートルの最新鋭オフィスを5~6年後をめどに完成させる計画です。
同社が海外でオフィスビル事業を展開するのは約20年ぶりになります。ムンバイはオフィスビルの新規供給が少なく、需給が逼迫しているといいます。旺盛な企業のオフィス需要を取り込む計画です。
同社は現在、海外でのオフィスビル事業は展開していませんが、今後の成長戦略を進める中で、海外での事業展開を検討してきていました。
賃貸アパート大手の「レオパレス21」は12日、施工不良が見つかった物件のうち、消防法や火災予防条例の基準に適合しないおそれがある物件が「267棟」見つかったと発表しています。
消防法令に不適合の物件はさらに増える可能性もあり、同社では調査と補修を進めるとともに、「267棟」の一部の住民に住み替えを促す方向のようです。
今回、消防法令に不適合のおそれがあるとして同社が発表したのは、天井裏にある部屋と部屋の境界の壁(界壁)や、部屋と部屋の間の外壁などに建築基準法の違反のおそれがあるとしてすでに発表されていた物件の一部です。
一方、同社は消防法などへの適合性を確認する必要がある物件は、今回発表したのとは別に「3964棟」あるとしており、追加調査でさらに増える見通しです。
同社は消防法などへの不適合の改修についても、すでに進めている建築基準法違反の改修を終えることで解消されるとしています。ただ、国土交通省から指示された10月末までの全棟改修は厳しい状況のようです。
賃貸アパート大手の「レオパレス21」は9日、施工不良問題に関連し、自社が手がけた物件で、不備があるものが6月末時点で1万9689棟になったと発表しています。5月末時点から約3000棟増えています。
一方、改修が完了した物件は839棟で、5月末時点から13棟しか増えていません。同社に対し、国土交通省は10月末までに、すべての不備物件の改修を終えるよう指示していますが、現在の改修率は4%に過ぎず、10月末までの完了は厳しい状況です。
同社は、全施工物件3万9085棟で、不備の有無を調査しています。6月末段階での調査終了は2万5992棟で、75%に不備があったことになります。今後も、1万3千棟を調査することになっている中で、不備物件が出てくるのは予測できます。
また、改修工事は遅れが目立っています。<宮尾文也>社長は、「10月末までの改修を必ず終える」と再三発言し、現時点でも方針の変更はないといいますが、今年4月末時点の改修完了は800棟で、この2カ月で39棟しか完了していません。
このペースでいけば10月の改修完了は困難で、今後どう対応してゆくのか、先行きが見えない状況のようです。
京都市東山区の祇園で8日夜に発生した火災で、市消防局の消火活動は9日午後も続きました。日本料理店「たまりや」や隣接するお茶屋「吉うた」や京料理店「美登幸」など約625平方メートルが焼けています。
老舗のお茶屋「吉うた」は、作家<長田幹彦>(1887(明治20)年3月1日~1964(昭和39)年6月6日)が滞在中に『祇園小唄』(作曲:佐々紅華)を作詞したとされる老舗のお茶屋でした。
『祇園小唄』は「月はおぼろに東山」に始まる歌詞で京都の花街になくてはならない曲とされ、マキノ 映画『祇園小唄絵日傘 第一話 舞の袖』(監督: 金森萬象・1930(昭和5)年2月28日)の主題歌にもなり、昭和初期に大ヒットしました。<長田>は「吉うた」のなじみ客でした。府警によると、「吉うた」は木造2階建て延べ約200平方メートルが焼失しています。
< 「グッゲンハイム美術館」 >
アゼルバイジャンで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は7日、1923年に竣工した帝国ホテル新館などで日本とゆかりが深い米建築家<フランク・ロイド・ライト>(1867~1959年)が手掛けた米国内の8作品について、諮問機関の勧告通り世界文化遺産に登録することを決めています。
8作品は、<ライト>の代表作である「グッゲンハイム美術館」(ニューヨーク)や「カウフマン邸(落水荘)」(ペンシルベニア州)など。米政府は推薦書で、将来の追加登録を目指す作品の一つとして兵庫県芦屋市の1918年にライトが設計し、1924年に完成した「旧山邑家住宅」(ヨドコウ迎賓館)を挙げています。追加を目指す具体的な時期は明記していません。
アメリカンレストラン「ハードロックカフェ京都」(京都市東山区新橋通大和大路東入元吉町67番地)が2019年7月12日(金)、京都市の繁華街・祇園地区にオープンします。出店場所は京町屋の歴史的な街並みが広がるエリアで、店舗の外装も周囲の景観に合わせた和風のデザインとなっています。
ハードロックカフェは世界各国の都市に店舗を構え、日本では「WDI」(東京都港区)が全国8店舗の運営を行なっています。ギターを設えた赤いネオンサインの外観や、店内にロックミュージックなどの音楽が流れているのが特徴です。
今回出店したのは、石畳の街並みが広がる茶屋街「祇園白川」エリアにある京町屋。京都市の伝統的建造物群保存地区に指定され、市内でも特に景観などの規制が厳しいエリアだ。WDIによれば、店舗の外観はのれんや赤ちょうちんを掲げるなど「街並みに沿った」和風のデザインにした。通常店内で流れている音楽は、「普段から音漏れするほどの大音響ではない」としつつ、京都店では条例に沿った適切な音量で音楽を流す予定だとか。
メニューはハンバーガーやステーキなどのアメリカンフードに加え、京野菜をアレンジしたものや、伝統的な和食の要素を入れたオリジナル商品が提供されます。
同じ東山地区には、スターバックスの 「スターバックス コーヒー 京都二寧坂ヤサカ茶屋店」 があり、京都の町屋を有効利用しています。
代々木駅前にそびえ立ち東京の九龍城と言われた「代々木会館」(渋谷区代々木)が、解体されます。
「代々木会館」は今から約50年前に国鉄代々木駅前に竣工した8階建ての雑居ビルです。この建物が一躍脚光を浴びたのは、今から45年前の1974(昭和49)年。日本テレビ系ドラマ 『傷だらけの天使』 (1974年10月5日~1975年3月29日)の舞台となったことによるものでした。
かつては内部の飲食店街に予備校、ビリヤード場、パチンコ店などさまざまなテナントが出店していたこのビルも、ここ最近はほぼ空き家に。何度も再開発の話が持ち上がるも、多くの区分所有者がいることもあり、断念されてきたという経緯がありました。しかし、ついに2019年6月に「解体告知」が出され、その長い歴史に幕を下ろすことになりました。
解体告示でのテナントは、1階のラーメン居酒屋「きぬちゃん食堂」と3階の「東豊書店」のみとなっていました。店主・簡さんの「東豊書店」は日本屈指の「中国語専門書店」として知られ、中国・香港・台湾などで出版された本が床から天井までビッシリと並ぶ様子はまさに「東京の九龍城」でした。
現在、代々木会館前に掲げられている解体告知によりますと、解体は8月1日(木)から2020年の1月31日(金)まで。横浜市に本社を置く企業の名前が記されています。都心駅前の一等地における大型再開発であるものの、現時点ではどういった内容の開発が行われるのか一切明かされておらず、今後の動向が注目されます。
環境省は富裕層が別荘などとして購入する「分譲型ホテル」の国立公園内での設置を認める方針を固めた模様。
空室時に一般の観光客に貸し出すことを条件とします。「分譲型ホテル」はマンションタイプやリゾートホテルタイプなどさまざまな種類があり、海外では長期滞在者らに人気が高い形式です。宿泊施設の多様化により、国立公園を訪れる外国人観光客を増やすのが狙いです。
国民共通の財産である国立公園内にある施設は誰もが利用できることが原則。このためホテル側は、繁忙期を含め年間を通して一定割合、一般客が利用できるようにしなくてはならないとしています。
宝塚ホテル(宝塚市)は来年5月14日(木)、宝塚大劇場の西隣へ移転・新築することを発表しています。
宝塚ホテルは、1926(大正15)年5月14日の開業以来、90年余り宝塚のシンボルとして親しまれてきました。現在の施設は来年3月末で営業終了、5月の移転以降新たな場所・建物でスタートとなります。
今まで培ってきた伝統を新ホテルでも伝えていくべく、阪神間モダニズムと称されるクラシカルなデザインを継承。切妻屋根の壁面などに描かれている植物モチーフのレリーフや、建物の外壁を特徴づけるドーマー窓と半円形屋根、アーチ付き天井を持つ回廊、階段の手すりに施された装飾などを復元するとともに、現在のホテル館内に飾られている緞帳や宴会場内のシャンデリアは新ホテルに引き継がれます。
構成は、1階にメインロビー・フロント・大宴会場・小宴会場・ラウンジ・売店、2階にレストラン(3店舗)・中宴会場、3~5階に約200室の客室の予定。客室は、シングル・ツイン・ダブル・スイートを展開し、アクセントカラーにピンクを用いた宝塚ホテルを象徴する華やかな客室、ブルーを用いた清らかな客室、落ち着いた色調のクラシックかつシックな客室といったデザインに仕上げられます。今年8月1日(木10:00~)から宿泊予約受付開始されます。
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