< 東急百貨店「東横店」(画像:東急百貨店) >
東急百貨店は7月22日、渋谷駅に直結する「東横店」(東京都渋谷区)の営業を2020年3月31日で終了すると発表しています。東京急行電鉄(東急)が進める渋谷駅周辺の再開発事業に伴うもので、前身の「東横百貨店」が1934年(昭和9年)に創業して以来86年でその歴史に幕を下ろします。
地下1階の食品売り場は営業を継続します。
「東横店」は1934年、東急(当時は「東京横浜電鉄」)の百貨店部として創業。1951年には「のれん街」の発祥となる「東横のれん街」を開設しています。1967年には渋谷に本店をオープンしていますが、「東横店」は渋谷駅直結の利便性から親しまれ、特撮映画「ガメラ3邪神〈イリス〉覚醒」(1999年3月6日公開)内で破壊されたこともあるなど、渋谷駅周辺のランドマークにもなっています。
現在の「東横店」は「南館」と「西館」の地上9階・地下1階。創業の地だった「東館」は2013年3月に営業を終了、「東横のれん街」も渋谷マークシティに移っています。跡地には2027年度にも「渋谷スクランブルスクエア」の第2期工事のビルが建設されますが、同社として再出店するかは現時点では未定といいます。
東急百貨店は「渋谷は最重要拠点」として、東横店の営業終了に合わせ、同店地下1階食品売場、本店と渋谷ヒカリエ内の「ShinQs」で、店舗・売場の魅力向上に向けた諸施策を実施していくとのことです。
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