神戸ご当地(1164)兵庫区役所新庁舎完成記念式典
7月
27日
兵庫区総合庁舎は神戸市内の区役所の中で最も古く、手狭さや設備の老朽化に加え、バリアフリー化の必要性などの課題があり、以前より区民から整備についての要望が寄せられていました。新庁舎の整備について検討を行った結果、区役所庁舎は区民ホールを併設して湊川公園内に、消防署庁舎については現在の総合庁舎を解体した場所に建設することとし、2017年5月末、新庁舎の建設工事に着工し6月末に区役所庁舎の建物部分が完成しています。
新庁舎は地上9階地下1階、ユニバーサルデザインや環境への配慮、公園との連携、災害時の防災拠点機能、周辺施設からのアクセスなど、区民にとって安全・安心を確保し、快適で地域の活性化につながる区の拠点として整備。1階の「多目的ホール」は、デジタルサイネージによる区の魅力や市政情報などの情報発信や、イベントスペース・作品展示コーナーとして区民に開放。2階は音響や照明など充実した舞台装置、客席360席を有し、地元企業の株式会社神戸マツダがホールの緞帳(どんちょう)を贈呈した「区民ホール」、6階には全市で初めて、子育てに関する専門的知識を有する担当者が常駐する室内で子育て中の親子が気軽に集い、語り、子育て相談や情報提供を行う「子育て広場」が開設されています。
また今後は、庁舎整備に合わせて湊川公園のリニューアルも予定。常設屋根を設け、日常は子どもの遊び場(ふわふわドーム)として、イベント利用のステージが必要な時にはドームの空気を抜いて上部にステージが設置できる広場(2019年度)、幼児を対象とした遊具広場やボルダリングなどの健康広場およびパークタウン側スロープの設置(2020年度)、交番の新設(2021年度)などが整備される予定となっています。なお、消防署は8月5日から荒田公園内の仮設庁舎で業務を行い、消防署新庁舎は2021年度中の完成を目指して進められます。