連休明け12日の東京外国為替市場で、円相場は続落でした。17時時点では前週末の同時点に比べ97銭の円安・ドル高の「1ドル=148円28〜30銭」で推移しています。一時「1ドル=148円45銭」近辺と1日以来の安値をつけています。
米中両政府は日本時間12日、一時停止中の関税措置について互いに停止期間を90日延長すると発表。米中貿易摩擦の激化が避けられ、世界景気の下振れリスクが低下するとの期待感が高まったのも対円でのドル買い圧力となりました。
もっとも、売りが一巡すると円相場の下値は限られています。米連邦準備理事会(FRB)の利下げ時期を左右するとして12日発表されます7月の米消費者物価指数(CPI)への関心が高く、外為市場では様子見ムードが強く出ています。
国内ではお盆の長期休暇に入る事業会社が多く、実需筋の売買に大きな偏りがみられなかったのもあって円相場は安値圏で膠着感を強めています。