『ユニバーサル・ランゲージ』@<マシュー・ランキン>監督
7月
21日
第77回カンヌ国際映画祭の監督週間で観客賞を受賞したカナダ映画『ユニバーサル・ランゲージ』が、2025年8月29日より公開されますが、予告編が解禁されています。
監督を務めた<マシュー・ランキン>が「この映画の主要なテーマの一つは〈人に優しくすること〉」と語る本作は、ペルシャ語とフランス語が公用語になった架空の世界のカナダ・ウィニペグを舞台にしています。暴れまわる七面鳥に新調したメガネを奪われたと語る少年「オミッド」は、学校の先生に「黒板の字が読めるようになるまでは、授業を受けさせない」と理不尽な待遇を受けてしまいます。
同情した同級生の「ネギン」と姉の「ナズゴル」は、凍った湖の中に眠る大金を取り出し、新しいメガネを買ってあげようと思いつきます。
予告編は、ウィニペグの湖の中に氷漬け状態になっているお金が登場し、「ネギン」が「お姉ちゃん!一大事だよ!早く!」という掛け声を発しながら、花屋を飛び出していくところから始まります。「オミッド」のために「氷の中のお金で、メガネを買ってあげたい」という想いを姉に伝える「ネギン」。「ネギン」は大人の手が必要だった為に、花屋で姉妹を呼び止めた見知らぬおじさん「ランキン」にお金発掘作戦の協力を仰ぐのでした。
また「ランキン」の「なぜ人に親切にする?」という問いに対し、「我々はまるで2つの川が1つに合流するように、繋がっているからです」と廃墟を紹介しているツアーガイド「マスード」が答える様子が映し出され、ラストは「この小さくて大きな世界で、私たちは繋がっている」というナレーションとともに、住人たちがハグをするシーンで締めくくられています。
<ロジーナ・エスマエイリ>、<サバ・ヴェヘディウセフィ>、<ピローズ・ネマティ>、<ランキン>が出演しています。