27日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸し、前引けは前日比630円78銭(1.59%)高の4万0215円36銭でした。
世界的に株価が上昇基調を強めるなかで日本株の先高観も高まり、海外短期筋がさらなる上値追いを狙った株価指数先物への買いを断続的に入れ、日経平均を一方的に押し上げる展開となりました。前日の米株式市場でハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は年初来高値を更新し、東京市場でも値がさ株の東エレクの上昇が日経平均を押し上げています。
また、米連邦準備理事会(FRB)が7月か9月にも利下げに踏み切るとの観測が広がっています。早期の利下げ観測が米株高を招き、日本株高に波及しているようですが、足元の日本株の上昇は突然かつ一方的で、今後の動向には要注意の流れです。
終値は4営業日続伸し、前日比566円21銭(1.43%)高の4万0150円79銭で終えています。(1月7日)に付けた「4万0083円30銭」を上回って年初来高値を更新しています。