6月のニューヨーク連銀製造業景況指数は一段の活動縮小を示しています。市場ではマイナス圏ながらやや上向くと予想されていました。受注と出荷の縮小が悪化の背景にありますが、見通し指数は大きく改善しています。
製造業景況指数は約7ポイント下げて「マイナス16」と4カ月連続で縮小圏にとどまっています。エコノミスト予想中央値は(マイナス6)で、前月は(マイナス9.2)でした。指数はゼロが活動の拡大と縮小の境目になります。
ただ、6カ月先の景況見通し指数は(23ポイント余り)の急上昇を記録しています。これはコロナ禍後に経済活動が回復し始めた時期以来、5年ぶりの大幅な回復です。受注と出荷の見通しも急回復しました。