『ガンダーラ』@<ルネ・ラルー>監督
6月
16日
カンヌ国際映画祭の審査員特別賞を受賞した『ファンタスティック・プラネット』など、独創的でイマジネーションにあふれるアニメーション作品を生み出した<ルネ・ラルー>の1987年フランス・北朝鮮合作製作の長編第3作『ガンダーラ』は、1989年3月11日に日本初公開されていますが、2025年6月20日よりリバイバル上映されます。
平和と悦楽の未来世界ガンダーラでは、人々と動植物が平穏に暮らしていました。しかしある時、レーザーですべてのものを石化してしまう機械人間〈メタルマン〉が突如、攻撃してきます。
ガンダーラの指導者たちは勇者「シルバン」を探査に向かわせ、〈メタルマン〉を操っていたのはガンダーラの科学者がかつて生み出した人工生命体であることを突き止めます。
SF作家<ジャン=ピエール・アンドルボン>の原作をもとに、SFイラストレーターの<フィリップ・カザ>がキャラクターデザインを担当し、北朝鮮のスタジオで制作されました。
平和な未来都市を舞台に、遺伝子操作による被害や人工知能研究が生み出した予想外の怪物など、現実世界でもやがて起こりうる問題を予見したかのような物語が展開します。