清朝の貴族社会で繰り広げられるな荘厳な人間ドラマをつづった中国の名作古典文学『紅楼夢』を、『孔子の教え』などの女性監督<フー・メイ>が2023年に映画化しました『紅楼夢 運命に引き裂かれた愛』が、2025年5月25日より公開されます。
運命に翻弄される3人の若き男女の美しくもはかない愛と悲劇を、壮大なスケールと映像美で描き出しています。
祖先の勲功により代々高官を輩出する賈家一族に生まれた青年「賈宝玉」は、家長である賈母「史太君」の寵愛を受け、何不自由なく遊び暮らしていました。しかし賈家は華やかな暮らしを続ける一方で、宮廷からこれまでの債務を取り立てられ返済方法に困っていました。
ある日、江南の塩政大臣「林如海」が、莫大な財産とひとり娘の「林黛玉」を残して他界します。「黛玉」は母方の祖母である「賈母」を頼り、栄国府での暮らしを始めます。「宝玉」と「黛玉」は強くひかれ合いながらも素直になれず、すれ違いを繰り返します。
一方、「宝玉」の叔母である薛夫人一家も、訳あって賈家を頼り栄国府を訪れます。その娘「薛宝釵」が身につける金鎖には、「宝玉」の持つ「通霊宝玉」と対になる句が刻まれていました。
「賈宝玉(か」ほうぎょく」に<ベン・チェン>、「林黛玉(りん」たいぎょく)」に<チャン・ミャオイー>、「薛宝釵(せつ ほうさ)」に<ホアン ジアルン>ほかが出演しています。