10日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反落して始まりました。前日に過去最大の上昇幅となった反動で主力株に売りが出ています。米政権による関税政策が世界景気の悪化を招くとの過度な警戒は薄れましたが、米中の貿易摩擦の激化に対する懸念は根強く、投資家心理の重荷となっています。
<トランプ大統領>は中国に対する関税については強硬姿勢を維持しており、9日に累計(125%)の関税を課す方針を示しました。関税政策が二転三転していることもあり、相場の先行き不透明感は依然として根強くあります。
ダウ平均株価は、前日比1014ドル79セント(2.50%)安の3万9693ドル66セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比737.66ポイント(4.31%)高の1万6387.31で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比188.85ポイント (3.46%)安の5268.05で終えています。