7日の東京外国為替市場で、円相場は3営業日続伸でした。17時時点では前週末の同時点に比べ55銭の円高・ドル安の「1ドル=145円72〜74銭」で推移しています。
円相場は一時、「1ドル=144円82銭銭」近辺まで上昇しました。<トランプ米政権>の関税政策によって世界で報復関税の応酬となれば、世界的に景気が減速するとの警戒感が広がりました。前週末の米株式相場の急落や7日の日経平均株価の大幅下落で、投資家が運用リスクを回避する姿勢を強め「低リスク通貨」とされる円に買いが入りました。
円相場は下落に転じる場面もありました。投機的な円の買い持ち高が積み上がっており、逆回転が起こりやすくなっています。持ち高整理を目的とした円売りや国内輸入企業などの円売り・ドル買い観測が相場を押し下げています。