日経平均株価(3月31日)終値3万5617円56銭
3月
31日
31日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続落し、午前終値は前週末比1428円81銭(3.85%)安の3万5691円52銭でした。
米景気後退とインフレ再燃への懸念から前週末の米株式相場が大幅下落した流れを引き継ぎ、東京市場でも朝方から幅広い銘柄に売りが先行しました。下げ幅は一時1500円を超え、取引時間中としては、米連邦準備理事会(FRB)が利下げに転じる前の2024年9月以来およそ6カ月半ぶりの安値水準となりました。
前週末28日の米株式市場ではダウ工業株30種平均株価など主要3指数は大幅安でした。同日朝発表の米個人消費支出(CPI)の結果を受け、インフレ圧力の強さが改めて意識されています。4月2日に予定されています相互関税の発動を前に、米政権による関税政策への警戒も強まっています。米株安の流れを受けて東京市場でも朝方から幅広い銘柄に売りが広がりました。東証33業種では全業種が下落するなど、ほぼ全面安の展開でした。
相互関税が実際に発動され、各国が報復措置に動いた場合の世界経済の減速など、市場は最悪のシナリオ見込んでいるようです。
終値は3日続落し、1502円77銭(4.05%)安の3万5617円56銭で終えています。下げ幅は一時1570円を超え、終値では2024年8月上旬以来およそ7カ月半ぶりの安値水準となっています。