7日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は一進一退で始まりました。同日発表の1月の米雇用統計では雇用拡大が減速した一方、賃金上昇率が市場の予想を上回りました。米連邦準備理事会(FRB)の追加利下げの時期が後にずれるとの見方が重荷となっています。
強弱が入り交じる内容だったものの、(FRB)が政策金利を当面据え置くとの見方が強まりました。株式市場では主力株に買いが先行でした。一方、米債券市場では雇用統計の発表後に、債券価格は下落する長期金利が前日に比べ(0.07%)高い(4.50%)を付ける場面がありました。金利の上昇で相対的な割高感が意識された株式に売りが出ています。
ダウ平均株価は、前日比444ドル23セント(0.99%)安の4万4303ドル40セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比268.59ポイント(1.36%)安の1万9523.40で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比57.58ポイント (0.95%)安の6025.99で終えています。