「１ドル＝１５４円５１銭～１５４円５２銭」（１月３１日）

３１日の東京外国為替市場で、円相場は４営業日ぶりに反落でした。１７時時点では前日の同時点に比べ１８銭円安・ドル高の「１ドル＝１５４円７１〜７２銭」で推移しています。

＜トランプ米大統領＞が、２月１日にカナダとメキシコからの輸入品に対して（２５%）の関税を課す方針を示していることを受け、米国のインフレが再燃する可能性が意識されました。日本時間３１日の取引で米長期金利の低下が一服し、円売り・ドル買いが優勢となりました。

円相場は午後に一時、「１ドル＝１５４円９３銭」近辺まで下落でした。＜トランプ米大統領＞は、３０日に両国からの輸入品に対する関税について、２月１日から実施する可能性があると改めて表明しています。３０日に低下していました米長期金利が水準を切り上げるにつれ、円売り・ドル買いが増えています。

一方、円は午前中には「１ドル＝１５３円９３銭」近辺まで上昇する場面もありました。３０日の米金利の低下を受け、朝方は日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが先行でした。総務省が３１日に発表しました１月の東京都区部の消費者物価指数（ＣＰＩ）で、生鮮食品を除く総合ベースの前年同月比の上昇率が市場予想を上回るなど、日銀による利上げ路線の継続が意識されていることも円相場を支えています。