12月31日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は3営業日ぶりに反発して始まりました。
年末で目新しい材料を欠き市場参加者が少ないなか、ディフェンシブ株が買われ米株相場を下支えしています。半面、主力株の一部には持ち高調整の売りも出ており、ダウ平均株価の上値は重い流れです。
前日のダウ平均株価は特段の悪材料がないなかで「418ドル安」と大きく下げました。市場参加者の多くは来年も株高が継続するとみており、主力株には押し目買いが入りやすい面があります。
31日の米債券市場で長期金利が前日比(0.04%)高い(4.57%)で終え、米連邦準備理事会(FRB)の来年の利下げペースが鈍化し、長期金利が高止まりするとの懸念は根強くあり、株式の相対的な割高感が意識され、ダウ平均株価の重荷となっています。
ダウ平均株価は、前日比29ドル51セント(0.069%)安の4万2544ドル22セントで終えています。年間ベースでは(12.9%)と2年連続で上昇でした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価は、前日比175.99ポイント(0.90%)安の1万9310.79で終えています。
S&P500種株価指数は、前日比25.31ポイント (0.43%)安の5881.63で終えています。