16日の外国為替市場では円売りドル買いの動きが進み、円相場は、およそ3週間ぶりに「1ドル=154円台」まで値下がりしました。 市場では、アメリカの物価の動向を受けて連邦準備制度理事会(FRB)の利下げのペースが緩やかになるという観測が広がっていて、アメリカの長期金利は高い水準となっています。 このため、日米の金利差が縮まりにくくなるという見方から円売りドル買いの動きが強まっています。 市場では、日銀が今週開く金融政策を決める会合で追加の利上げを見送るのではないかという観測が出ていることも、円が売られドルが買われる要因となっているようです。