25日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、午前終値は前日比371円50銭(0.97%)安野3万7771円79銭でした。前日の米株式市場でダウ工業株30種平均が下落した流れから、東京市場でも売りが優勢となりました。為替がやや円高に振れたことも自動車や機械といった輸出関連株の重荷となりました。
24日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日続落でした。決算で個別に悪材料が出た銘柄などが売られ、指数の重荷となりました。東京市場でも幅広い銘柄に売りが出ています。円相場が、
「1ドル=151円台」と前日夕時点に比べてやや円高・ドル安方向に傾いたため、輸出採算の改善期待が後退し、トヨタなど輸出関連株の一角が売られました。
衆院選の投開票を27日に控えて、持ち高調整目的の売りも出ています。市場では、選挙前のポジション調整の売りは一巡したとみていましたが、きょうの下げ方をみるとまだ続いているようです。衆院選で自民、公明の与党の過半数確保如何によって、週明けの日本株はさらに下落する可能性があるかもしれません。
終値は、前日比229円37銭(0.60%)安の3万7913円92銭で終えています。