『徒花 ADABANA』@<甲斐さやか>監督
10月
13日
長編デビュー作『赤い雪 Red Snow』で国内外から高く評価された<甲斐さやか>監督が、20年以上の歳月をかけて構想・脚本執筆し、<井浦新>と<水原希子>の共演で撮りあげた日仏合作映画『徒花 ADABANA』が、2024年10月18日より公開されます。
ある最新技術を用いた延命治療が国家により推進されるようになった近未来。裕福な家庭で育った「新次」は妻との間に娘も生まれ理想的な家庭を築いていましたが、重い病に冒され病院で療養しています。
手術を控えて不安にさいなまれる「新次」は、臨床心理士「まほろ」の提案で自身の過去についての記憶をたどりはじめ、海辺で知りあった謎の女性や、幼い頃に母からかけられた言葉を思い出していきます。
記憶がよみがえったことでさらに不安を募らせた「新次」は、〈それ〉という存在に会わせてほしいと「まほろ」に懇願します。〈それ〉とは、上流階級の人間が病に冒された際に身代わりとして提供される、全く同じ見た目の〈もう1人の自分〉でした。
主人公「新次」を<井浦新>、臨床心理士「まほろ」を<水原希子>が演じ、<三浦透子>、<斉藤由貴>、<永瀬正敏>が共演。
編集に『落下の解剖学』で第96回アカデミー編集賞にノミネートされた<ロラン・セネシャル>が参加しており、『ドライブ・マイ・カー』も手がけた<山崎梓>とともに共同で編集を担当しています。