日経平均株価(10月10日)終値3万9380円89銭
10月
10日
10日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比117円09銭(0.30%)高の3万9395円05銭でした。米経済のソフトランディング(軟着陸)期待の高まりを背景に、前日の米株式市場で主要3指数がそろって上昇した流れを引き継いでいます。外国為替市場における円相場の下落も追い風となり、幅広い銘柄に買いが先行しました。
9日の米市場ではダウ工業株30種平均株価と多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数がともに最高値を更新でした。リスク許容度が改善した投資家の資金が日本株にも流入しています。日米の長期金利の上昇を背景に外国為替市場で円相場が「1ドル=149円台」と、前日夕時点に比べて円安・ドル高基調で推移しています。主力の輸出関連株の一角には採算改善を見込んだ買いが入り、相場全体を押し上げています。
海外短期筋などが株価指数先物に断続的に買いを入れた場面では先物主導で上げ幅を広げましたが、その後は上値の重さが目立ちました。日経平均は最近のレンジの上限近辺にあり、心理的節目の4万円も意識される水準とあって、上値では利益確定売りや戻り待ちの売りに押されやすい状況でした。
終値は、前日比102円93銭(0.26%)高の3万9380円89銭でした。