「1ドル=149円24銭」
10月
10日
9日のニューヨーク外国為替市場では、米大幅利下げ観測の後退を背景に円売り・ドル買いが進行し、円相場は「1ドル=149円台前半」に下落しています。一時、8月中旬以来約2カ月ぶりの安値となる「1ドル=149円36銭」を付けています。
17時現在は「1ドル=149円26~36銭」と、前日同時刻(1ドル=148円15~25銭)比と比べて1円11銭の大幅な円安・ドル高でした。
中国政府による新たな景気刺激策への期待から、この日は安全資産とされる円を手じまう動きが先行。ニューヨーク市場入り後も、米長期金利の高止まりがドル買いを支援し、円は148円台後半からジリ安で推移しています。
米連邦準備制度理事会(FRB)が午後に公表しました9月17~18日に開催の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨では、利下げ幅を巡り、(0.25%)と(0.5%)で参加者の意見が分かれていたことが明らかになりました。 ただ、サプライズと受け止める向きは少なく、相場への影響は限定的。取引終盤にかけては、翌10日発表の9月の米消費者物価指数(CPI)に関心が移り、「1ドル=149円台前半」で小動きとなっています。