ダウ平均株価(10月7日)終値4万1954ドル24セント
10月
8日
7日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は反落して始まりました。米連邦準備理事会(FRB)による利下げペースが緩やかになるとの観測から米金利が水準を切り上げ、株式の相対的な割高感が意識されています。中東情勢を巡る地政学リスクも相場の重荷となっています。
前週4日末発表の9月の米雇用統計が市場予想を上回る雇用者数の伸びを示し、失業率も前月より改善しています。(FRB)が次回11月の会合で(0.5%)ではなく(0.25%)の利下げを決めるとの観測がつよくなりました。週明けも米債券売りが続き、長期金利は7日に一時(4.02%)と8月上旬以来の水準に上昇しています。
中東情勢も市場心理の重荷となっている。イスラエル軍は6日、レバノンとパレスチナ自治区ガザをそれぞれ空爆。イランに対してもミサイル攻撃の報復に動くとの観測は根強い。供給に影響が出かねないとの見方から原油先物相場が上昇し、インフレや経済の先行き不透明感につながっています。「恐怖指数」とも呼ばれる米株の変動性指数(VIX)は不安心理が高まった状態を示すとされる(20)を上回る場面がでています。
もっとも、前週末発表の雇用統計を受け、労働市場が急速に悪化するとの市場の懸念は後退しました。米経済がソフトランディング(軟着陸)できるとの見方は米株相場を下支えしており、ダウ平均は下げ渋る場面も見られます。
ダウ平均株価は、前週末比398ドル51セント(0.94%)安の4万1954ドル24セントで終えています。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前週末比213.95ポイント(1.18%)安の1万7823.90でした。
S&P500種株価指数は、前週末比55.13ポイント (0.96%)安の5695.94でした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前週末比213.95ポイント(1.18%)安の1万7823.90でした。
S&P500種株価指数は、前週末比55.13ポイント (0.96%)安の5695.94でした。